こんにちは、皆さん!
今日は、私たち三共機械工業の代表取締役社長 三宅務からのメッセージをお届けします!

初めまして。弊社のホームページをご覧くださり、ありがとうございます。
代表取締役社長の三宅 務です。
私たち三共機械工業は、コンベア、ホッパー、カットゲート、キルン窯など、 多種多様な設備や機械の設計から製造、据え付け、修理、改良ま で全てに対応できる技術力を持っています。 全国の自治体や企業から高い評価をいただいており、 堅実で安定したビジネスモデルを強みにしています。 そのおかげで、2008年のリーマンショックや2020年からのコロナ禍でも、 不況の影響をほとんど受けませんでした。
私たちは、お客様の要望をしっかりと実現するために、 技術力とコンサルティング能力を磨き続けることを大事にしています。 リーズナブルな価格、高い品質、素早い対応、納期の順守はもちろん、 他社に真似のできない製品とサービスを提供し続けていきたいと考えています。
しかし、グローバル化や高齢化が進む社会の変化に対応しながら 企業として成長し続けるのは簡単ではありません。 様々な課題に対応していく上でデジタル技術の活用は必要不可欠と考えています。
デジタル技術の活用を積極的に進める中で、私たち三共機械工業が注目しているのが、
既存の製品や部品の形状をデジタル機器で測定して
CADデータから設計図を作成するリバースエンジニアリングです。
これを事業の柱の一つになっている老朽化した設備や機械の改修工事で役立てています。
近年、既存設備の長寿命化を図る自治体や企業からの依頼が増加しており、
今後も伸びが期待できると考えています。

リバースエンジニアリングを進める中で、 2024年6月に導入したハンディ型の3Dスキャナーが大活躍しています。 導入後の2ヶ月間で、10ヶ所以上の改修工事現場で使ってみたところ、 設計図作成のための測定業務で劇的な効果を発揮しました。
設備や機械の改修工事を行う際、製造元が廃業して設計図が残っていないことが多く、 その場合は測定を行って新たに設計図を作成しなければなりません。 3Dスキャナーを導入する前は、 現地での測定をメジャーやノギスを使って手作業で行っていました。
複雑な形状の設備や機械の測定は難しく、経験が浅い従業員には任せにくいので、
一級建築士の資格を持つ私を含めた数人のベテラン従業員が対応していました。
現地までの移動時間はもちろん、測定には2人以上で半日程度かかり、
設計図の作成には数日を要していました。
設計図作成中に測定漏れが判明し、再度現地に赴くこともありました。
測定を一人前にこなせるようになるには20年ほどかかります。
技術を持ったベテラン従業員が定年退職していく中で対応できる人材が減り、
依頼があってもすぐに対応できなかったり、お断りするケースが増えていました。
ここ数年、状況を改善するために試行錯誤していましたが、
3Dスキャナーのおかげで見通しが一気に明るくなりました!

3Dスキャナーで取得したポリゴンデータは3Dスキャナーと互換性を持つ ソフトウェアを通じてCADモデルに変換することができます。 私たちはソフトウェアをパソコンに組み込むことで、 3Dスキャナーのデータを2次元のCADモデルに変換して設計図の作成に役立てています。
デジタル化した設計図は場所を取ることもなく保管しやすいので、今後、継続して修理や改修の依頼をいただいた時も迅速に対応できます。
私自身もこれまで測定のための出張に費やしていた時間を、
経営戦略の策定、新規事業の開拓、商談など
会社の成長につながる様々な業務に振り向けています。
3Dスキャナーの導入効果は絶大で、
測定関連業務の時間と手間は感覚的に以前の10分の1程度になり、
当初想定していた以上の効果が生まれています。

短時間で正確に測定できるので、暑い時や寒い時に長時間、
現場で作業する負担も解消することができました。
何よりうれしいのはお客様に喜んでいただいていることです。
アナログ方式の場合、担当者の経験や勘が生産性に直結し、
経験が浅い人材が熟練の域に達するには長い時間が必要でした。
しかし、これからは違います・・・
デジタル技術を活用すれば経験が浅い人材でも、
短期間でベテランが担当していた仕事をこなすことができるようになるでしょう。これからが本当に楽しみです。
三共機械工業は従業業員一人ひとりが キラリと存在感を光らせることができる職場環境を大事にしています。
デジタル技術のおかげで、これからの世代は、
我々の世代が蓄積してきた以上の技術と知識を身につけていけるに違いありません。
積極的にデジタル技術を導入して
新しいものづくり業界のイメージを発信していきたいと思います。
コスト削減、軽量化、高性能化、工期短縮に関するコンサルティングを行う上で、
ICTやデジタル機器は本当に頼りになる存在です。
コンサルティングは、明確なマニュアルがない難しい仕事ですが、
だからこそやりがいがあります。
お客様が困った時にこそ頼りにしていただける、そんな企業で
あり続けたいと強く思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
これからも皆さんに必要とされる企業を目指して、精進してまいります!
お困りの際は、ぜひお気軽にお声掛けください!
株式会社三共機械工業
代表取締役社長 三宅 務
Comments